あいさつ

一般社団法人中部地区医師会

会長 中田安彦

医療を取り巻く環境は、少子高齢化の進展、医療技術の目覚ましい進歩、医療機関の機能分化、入院日数の短縮化等により大きく変化しております。

またこのような中にあって、インフォームドコンセント等の信頼関係を基盤とした安全で質の高い医療の提供が求められ、更に多様化・複雑化した地域の医療・保健・福祉ニーズにも応えられるような柔軟な看護サービスが必要とされており、その役割や機能が拡大している状況の中において看護職の質的・量的充実は依然大きな課題となっています。

そのような社会情勢に応えるべく、中部地域の看護職養成の拠点を目指し、中部地区医師会立「ぐしかわ看護専門学校」は、2008年4月に開校し、これまで786名の優秀な人材を輩出しております。

本校では、「生命の尊厳を基盤とする心豊かな人間性を養い全ての人々の健康と幸福のために行動する能力を培い、地域医療に貢献できるとともに、国際社会の諸活動へも積極的に参加する姿勢を持って看護の発展に寄与する人材を育成する。」という教育理念に基づき、医療・保健・福祉の分野で活躍できる人間性豊かな看護職の育成を目指し、各領域の知識と技術に精通したスタッフを配置したカリキュラム偏性や、本会々員施設を始め県内医療機関との連携により充実した臨地実習、高度情報科社会や医療のIT化にも対応できる技術習得にも取り組んでいく所存であります。

本校施設は国や県を始め地元うるま市のご理解とご支援により、太平洋を展望できる緑豊かな自然環境の中で駐車台数280台を有する広大な敷地や講堂棟が整備され、学生がのびのびと明るいキャンパスライフができるよう学習環境を整えております。

これからの21世紀の医療・保健・福祉分野で社会への貢献に関心を持ち、熱意と情熱のある若人の入学を心から期待しております。

最後に「一般社団法人中部地区医師会」では、今後とも入学する皆様に対しては、在学中はもとより卒業後も総力を挙げて支援を行います。

中部地区医師会立ぐしかわ看護専門学校

学校長 徳森朝子

医療保健分野では、高度な専門知識・技術はもちろんの事、豊かな人間性を備えた専門職業人としての看護職が求められています。本校は、生命の尊厳(命どぅ宝)を基盤とし変化する社会状況に対応しうる豊かな人間性と地域住民のニーズに応えることができる看護師育成を目指しています。

本校では、看護師になる強い意志をもち自ら積極的に学ぶ意欲のある人、誠実で思いやりがあり人とのかかわりが好きな人を求めています。どうぞ「看護師になりたい」というあなたの夢をぐしかわ看護専門学校で実現してください。

私たち教職員は、学生や保護者の皆様が、ぐしかわ看護専門学校で学べてよかったと思えるような教育環境を提供しています。

あなたのご入学を心よりお待ちしています。

中部地区医師会立 ぐしかわ看護専門学校について

1992年の沖縄県立コザ看護学校の統廃合に伴い、中部地区における看護師養成施設が無くなったことに加え看護師不足問題等から、本会では沖縄県に対し中部地区への看護学校誘致活動等を展開してきたが、その夢は叶わず、その後検討を重ねた結果、2000年3月14日開催の第48期臨時理事会において、本会が「看護学校」を新たに建設することについて議場に諮ったところ、満場一致での承認を受け、本会では看護学校建設に向け2002年4月より「看護学校開設準備室」を設置し、同年5月「第1回看護学校建設準備委員会」が開催される。その後、総会での看護学校建設準備、建設に係る予算承認等、紆余曲折を経て、平成18年7月、「第1回看護学校建設委員会」が開催され、その中で看護学校建設並びに看護学校運営方法の協議が重ねられ、構想から8年後の2008年3月29日に中部地区医師会立ぐしかわ看護専門学校落成式が挙行され、同年4月8日に「第1回入学式」が挙行される。

看護学校の概要

運   営
一般社団法人中部地区医師会
課   程
医療専門課程 看護学科(3年課程)
定   員
240名(1学年80名)
補 助 金
防衛省「まちづくり事業」の間接補助事業として実施
事業費概算
1,563,081千円(うち補助金1,199,588千円)
面   積
敷地21,577㎡(6,538坪)/ 校舎棟・講堂棟総延床面積6,185.06㎡(1,874坪)
校舎棟構造
鉄筋コンクリート造地上3階
建築面積2,233.67㎡(677坪)/ 延床面積5,434.06㎡(1,647坪)
1階(1,900.10㎡)・2階(1,784.45㎡)・3階(1,749.51㎡)
講堂棟構造
鉄筋コンクリート造地上2階 ※一部「鉄骨造」
建築面積712.63㎡(216坪)/ 延床面積751㎡(228坪)
1階(620.97㎡)・2階(130.03㎡)

 

校 章

gushilogo

製作者:医療法人和泉会 いずみ病院
理事長  高江洲義英
2008年3月制作

校章理念

  1. 人類愛情神(無償の愛)
  2. 相互扶助
  3. 奉仕活動
  4. 地域医療
  5. 生涯研鑽

校章デザインの基盤

  1. 地域や社会に羽ばたき、人類愛を届けようにとの願いから、うるま市の鳥である「イソヒヨドリ」をイメージ。
  2. 地域に根ざした花となるようにとの願いから、うるま市の花である「ゆうなの花」をイメージ。